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6月9日 ふと思うのですが、アイリスチャンでさんざん叩かれたのに、李纓氏は映画”靖国”で、ネタ元がばれている、偽証写真(それも有名なやつばかりです)を映像に挟み込んでましたが、それも刀匠とだぶらせて…彼らは日本人がバカだと思っているのですかね? その写真が、証拠たるものはないプロパガンダ写真というのは明白になっているのですが…多分海外では通用するのでしょう。 海外に向けて作っているのかも知れません。 ただ、この映画の致命的な欠陥は、李纓氏の勘違い?…彼は日本刀が(靖国刀)御神体だと思って、この映画の骨格を造っていますが… 本当は、御鏡と御剣です。 それでこの映画の大きなテーマは崩れました。 間違ったテーマをもとにして進んでいく…ドキュメンタリーとしては無理がありますね。 とりあえず私は、この映画を見ていて、後悔と映画自体のつまらなさに正直げんなりしました。 YASUKUNI 公式サイト 誰も知らなかった歴史がここにある…映画、靖国のキャッチコピーですが、この映画は、ただのテーマ無き映画…本人のプロパガンダとして靖国刀を御神体とした間違いをしてまで、刀と軍国主義と結びつけています。 パンフレットにも刀が御神体と書いてあり、知らない人が見たら信じてしまいます。 公式サイトには、 本公式サイト及び宣伝用チラシ、公式パンフレットで御神体が「刀」であると記載したのは映画「靖国 YASUKUNI」の制作会社である有限会社龍影の見解によるものです。 と書かれていますがこれを読んで唖然とさせられてしまいました。 自分たちの見解で御神体を決める…これこそ神をも恐れぬ冒涜でしょう。 御神体は絶対です。 人の見解など入る余地もありません。 もともとちゃんとした御神体があるのに、一体どんな見解なのでしょう? この理屈を認めれば、恐ろしいことになります。 自分がそう思えば。つまり思いこみによって何でも出来る。 まさに中国的な考えですね。 自分がこうだと思うと押し通す。 チベット問題もそうです。 この映画は、当然のことながら 靖国神社から御神体は御鏡と御剣と抗議を受けています。 当たり前です。 自分たちの大切な御神体を、間違って映像を造られれば抗議は当然です。 そして刀匠、刈谷直治さんも刀のドキュメンタリーだと言われ撮影を許可したのに、全然ちがったものとなり削除を要求しています。 年老いた刀匠にまで嘘を言い、許可していないのに上映する。 いったいこれが表現の自由なのでしょうか? 歴史、及び伝統を知らないのは、李纓氏の方です。 よくよく調べもせず、自分のテーマに沿って映画を撮る。 これは、10年をかけたドキュメントというなら、10年間、何も勉強、及び調査をしなかってということです。 そして、自分の思想に基づいてドキュメンタリーという名のフィクションを造る。 テレビのコメンテーターもろくに知らないから御神体の話題にさえ触れられない。 「靖国」出演の刀匠 「出演場面と名前を映画から削って」と明言 誰も知らない歴史というのは、日本人がついこの間の史実さえも忘れているということです。 このような初歩的な間違いさえ、信じている人がいるのがこの国の現状なのではないのでしょうか。 事実と異なるテーマに沿って、造られた映画、表現の自由でしょう…ただ問題になっているのは、国がお金を出していると言うことなのです。 つまり、日本政府がお金を援助している映画が、史実と違う、プロパガンダ的な映画を造っているということなのです。 出していなければ、それは表現の自由、人、それぞれの見解なのですが、この映画に、日本政府がお金を出していることが問題視されているわけで、それを表現の自由と結びつけて、プロパガンダするのは間違っているのではないのでしょうか。 なんか論点が、この映画は助成金を出すに値する映画か?というテーマから表現の自由にシフトされています。 これが助成金が出ていなければ、この映画の善し悪しに関わらず問題にならなかったのです。 助成金をこのような映画に出して良いのか? という、当然の疑問が、いつの間にか論理がすり替わっているというおきまりのパターンになっています。 まあこの辺りは、SAPIOで小林よしのり氏が分かりやすく描いております。 皆さん、指摘しているのですが、李纓が前から、撮っているというチベットの映画はいつできるのでしようか? 経歴から推測されますが、チャンも李纓も、中国政府と何らかのつながりがあるものと思われます。 言論の自由と言いますが、さんざん映画”プライド”を叩いた人たちが、表現の自由を妨害した人たちが、今度は表現の自由と戦う。 都合の悪いものは、正義と勘違いして潰し、自分たちの都合により表現の自由を出す。 ややこしや…
by kieru_makyu
| 2008-06-10 03:54
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