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5月4日 『天と地は無常であり、無数の生き物をわらの犬として扱う。賢人は無情であり、人間たちをわらの犬として扱う』 老子、『語録』より まあ意訳すると、”この世を司る神達は、この世に生きるものを時に弄び、大切にしてたかと思うと、ポイと捨てる。宿命という大海の中では、人はそこに落ちる雨粒の様なものだ…” かなり意訳しましたが、わらの犬とは“護身のために焼く、取るに足らない物”という意味です。 魔除けのようなものですね。護身のために焼かれるただの…それが人間だと…老子は言っているのです。 奥深い言葉です。 われわれは、ちっぽけな存在です。 そういう世界観は正しいと思いますが、それではつまらないですよね。 やはり希望がないと人は生きてはいけない。 ただ自分の子には何かを託そうとは思いません。 娘が産まれて思うことは、娘が自分の意志を引き継ぐのでなく、自分の音となり詩は、もし誰か自分に影響を受けた人が、自分の子となって発展させてくれれば良い。 それが、私の子供たちであり、やがて乗り越えていくのではないのか… 音というDNAによって私も誰かの子供ですし、自分の音のDNAが誰かに引き継がれれば嬉しいし、いなければそれも運命でしょう。 娘は、私の家族です。それも自分の意志で増やした家族です。 家族という単位の中で考えることは無限にあります。 天と地からみれば、小さい本当に雨粒のような存在ですが、彼女(娘)が私にくれる愛は、純粋に無限ですし、私もその幼い存在に、胸いっぱいの愛を送っています。 家族とは成長(心の)しあうものだと最近つくづく思います。 まあそういう話の後に紹介する映画にしては、かなり重いのですが、 サム・ペキンパー監督の わらの犬 です。 T-LOOK STUDIOの批評に面白い文章がありました。 抜粋させていただきます。 『わらの犬』の主演に急遽抜擢された名優、ダスティン・ホフマンのことばを引用する。 「僕の興味を引いたのは、架空のこととはいえ、その内容が平和主義者を取り扱っているという点だった。彼らは自分の中に潜む暴力の芽や感情を自覚していないのだが、実は、それは社会生活において彼らが忌み嫌う感情とまったく変わらないのだ。そのタイプの人間のいい例は、戦争反対や暴力反対を唱えながら、ボクシングやフットボール試合の観戦に行き、大声を上げている連中だ。そうした連中は自分の中の矛盾に気づいていないのだ。」 この映画は、ネタバレになるのであえて言いませんが、ロマンテック、バイオレンス、エロチシズム全てあり、なおかつ、救いようがないという点で、『時計仕掛けのオレンジ』より自分は高く評価します。 でもせっかくの連休なので、連休明けにに見ることをお勧めします。
by kieru_makyu
| 2008-05-05 02:46
| MAGIC DIARY
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