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2月11日 前にマキュウは、individualist(インデビュアリスト=個人主義)の集団と書いたが、自分の考える"個人主義”は、定義と違うことをここで言っておきたい。 自分の言う個人主義は、出来ることは自分たちでする。最低限のルールを守るのであればお互いを尊重しょうという意味である。 ただ厳密にいうと自分の考えは個人主義とは言い難いことは知っている。何故なら一般の意味における個人主義と自分の考えは大きく異なるからだ。 自分は、個を大切にするが、それよりも優先される公があると思う。パブリックスペース(公共の場)におけるルール、分かりやすく言えば路上喫煙、公園などでのマナー…個人よりも公が優先される。 人が集まる場所での、人に不快感を与えないマナー。歩きながらの喫煙…手の位置は子供の顔にヒットするかもしれない。道路は皆のもので個人の私有物でない…当然の話だ。 当たり前だが、ゴミが出されば誰が始末するのか?ゴミは誰でも嫌だし、美観をそこなう。その故自分たちが税金を出し合い処理されている。まあ、あまりにも分かりやすい例だが、全体において個よりも公が優先される。 その当たり前のことも分からない人が多い。それぞれが個を叫びだしたからこそ日本は、変な方向に進んでいると思う。 何も全体主義になれと言っているのでなく、お互いルールを守り暮らしやすくしようと言っているだけだ。オレも好き勝手して暮らしているが、公共でのルールは、遵守している。 まあ個と公を堅苦しく考えず、電車で老人に席を譲るのは当たり前だし、列にきちんと並ぶ(前にそれすらできないどっかのディズニーランドのことを書きましたが…)ちょっとした気遣い、公を大事にしないとこの世界は住みにくい…当たり前だよね。 まあそんな話だと皆疲れると思うので、自分の影響を受けた作家の話でも… 日本人だと 筒井康隆 お勧めは”俗物図鑑” 中学生の頃これを読んで自分は、変態又はシニカルになりました。まあ子供には毒ですね、”乗り越し駅の刑罰”も凄いけど、さらっと”時をかける少女”なんかも書いてたりするから油断できません。 あと海外だと カート・ヴォネガット ジョン・アーヴィング クライヴ・バーカー とりあえずジョン・アーヴィングは、ガープの世界でスコット・フィッツジェラルドを超えたと思いました。次の”ホテルニューハンプシャー”の”The Great Gatsby”の引用も心憎いです。 カート・ヴォネガット、ジョン・アーヴィングに影響を受けたのは日本では”村上 春樹”が有名ですよね。まあそれがゆえ自分は、何を読んでも”村上 春樹”は、ダメですね。 おっと忘れてました。中学生の頃、夢中になって読んだ、最も影響を受けた偉大な作家のことを フィリップ・K・ディック 「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」を自分はお勧めします。 浅倉久志訳 早川書房 1978(海外SFノヴェルズ) 浅倉久志訳 ハヤカワ文庫SF 1984 ISBN:4-15-010590-1 [Amazon] 銀河系の彼方から、謎に包まれた星間実業家パーマー・エルドリッチが新種のドラッグを携えて太陽系に帰還してきた。迫りくる地球滅亡にそなえて、不毛の惑星へ強制移住させられた人々にとって、ドラッグは必需品である。彼らはこぞってエルドリッチのドラッグに飛びつくが、幻影に酔いしれる彼らを待っていたのは、死よりも恐るべき陥穽だった……蝕まれゆく現実と白昼夢が交錯する戦慄の魔界を描破した鬼才の最高傑作! 上記ホームページより抜粋 何が幻覚で何が日常の描写なのか…トリップしまくりで何が何だか分からないが一気に読ませる。筒井康隆とフィリップ・K・ディックに出会え自分は幸せでした。 ガブリエル・ガルシア=マルケスは意外と自分は、だめですね。”百年の孤独”とかも良いのは分かるのだけど「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」の構成とイマジネーションを知ってしまったらだめでした。 ただ今読むとどうか?ということもあるので今度読み直してみます。
by kieru_makyu
| 2006-02-11 08:02
| MAGIC DIARY
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