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2月8日 昨日のあぶらだこは、本当に凄かった。 個人的には、思い入れのある結成2周年全曲披露新宿LOFTより、今回の印象の方が強い。 なんで26周年記念LIVEなのかな?中途半端 だなと思っていたら、色々なオーディエンスが暫く活動休止になるみたいな事を言っていた。(この辺りは、明日にでもP-VINEで確認してみたいと思います)。 ”これは来て良かった…” これを見逃すと大変だった…あぶらはずっと最初から追っかけていたバンドなので、今日は来て本当に良かった…自分は、後ろの方で見ていたのだが、隣は50代位くらいの夫婦と娘の家族連れで何となく関係者っぽい…それにバンドの友人らしき人たちも結構多いように見えた。 みんな暫く見れないので来ているのかと思うと少し…いや、もの凄く落ち込みが襲ってきた。実際どうなのか、早く確認したいとこだ…虚報であって欲しい… 自分の人生に影響を与えたバンドが…だがこの瞬間に立ち会えた幸運を喜ぼう… そして過去から現在までここまで凄い日本のグループを自分は知らない… あぶらのメンバー全員が音で食べていけない事も知っている。 こんな凄いグループが…しかしこれが現実…そして更に最近は、音が難解になって更に聞くものを選別している。 自分も時々思う、音に純粋であればあるほど、他に仕事を持ち好きな音を好きな様にやるのが正しい生き方ではないのか? 音で食っていくのは時には、妥協を産む。 くだらないラブソングや社会正義を歌う為に産まれてきた来たわけではない。 そんなの食っていけない奴の戯言… いや、あぶらがいるじゃないか…こんな凄いバンドが… 本当に凄い音楽は売れない。 これは、今まで生きて聞いてきた中で分かりきったこと、このパラドックスは永遠だろう。 あぶらだこが、好きなように、自分の音を追求する姿勢に何度勇気を貰ったか… 別に音で食うために妥協している人たちを批判するつもりはない。 ただ、自分たちもちゃんと好きなようにやらないとあぶらに申し訳ない。 そんな勇気をくれるバンドだった。 世の中に幅広く広める世界もあれば、あぶらのように狭い範囲だが確実に遺伝子を残す人たちもいる。 どっちを選ぶかは本人次第。 今日は特別な日だから、初期の曲もやるのだろうな、そんな思いに耽っていた。 そんな生やさしいもではなかった。 セットリスト 米ニスト ランニングハイ LOGOS エルサレムの屈辱 WHITE WOLF 忍耐 鏡の風景 祝言 OUT OF THE BODY (約22分) アンコール FARCE 猫の角 (アンコールの空白を含め約30分) 勿論ワンマン、26周年記念LIVE。 この短さ、流石初期からこの哲学は変わらない。 しかしそれだけではない、 何が凄かったかというと、最近はこういう難解な曲を中心にライブしていたバンドが、 このメンバーのこの雰囲気で、初期のパンク時代の曲をもの凄いテンションで演奏したことだ。 猫の角 以外は青盤までの曲…そして更にADK時代の曲が中心… エルサレムの屈辱 のベースラインが流れたときは、頭が真っ白になりました。 正に高校生の時から聞いていたバンドが、その時より更に凄い演奏を聞かせている。 歳をとってゴミのようになるバンドが多い中、やはり本物は輝きを失うことはない。 こんなのを見せられたら、マキュウも行くとこまで行くしかない。 10キロ歩いたかいあった… ギブミーやチョコレートや、チョコレートクレクレタコラ ギブミーやチョコレートや、チョコレートくれ お前の無くしたもものは、何もない現実と…
by kieru_makyu
| 2009-02-09 02:03
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